漫才は「面白い」「人気がある」といった結果だけで語られがちですが、実際には笑いが生まれる仕組み(構造)があります。
このページでは、200本以上の芸人分析記事をベースに、漫才を思考形式・ネタ設計・回収の仕方で5タイプに分類しました。
✅ 結論:漫才構造は「5種類」で理解できます
- 理論型:共通知識×ズレ×修正の高速反復(代表:ナイツ)
- 反復推理型:反復×推理で積み上げる(代表:ミルクボーイ)
- 観察論理型:観察×論理の安定感(代表:博多華丸・大吉)
- 誤解共感型:誤解誘導 × 共感回収(代表:サンドウィッチマン)
- 関係性暴露型:自己認識ズレ × 関係性暴露 × 共感回収(代表:オードリー)
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目次
漫才構造とは何か
このサイトでいう「漫才構造」とは、笑いが発生して回収されるまでの設計のことです。
- 何を前提(共通知識)にしているか
- どこでズラすか/誤解させるか
- どう回収して納得・共感・爆発に変えるか
- その流れを何で支えるか(反復/論理/関係性/テンポ)
5分類の比較表(一覧で全体像を掴む)
| 分類 | 笑いの核 | 代表芸人 | リンク |
|---|---|---|---|
| 理論型 | 共通知識をズラし、即修正で回収 | ナイツ | ▶ 詳細 |
| 反復推理型 | 型の反復で情報更新→推理で積み上げ | ミルクボーイ | ▶ 詳細 |
| 観察論理型 | 日常観察を論理で整えて運ぶ | 博多華丸・大吉 | ▶ 詳細 |
| 誤解共感型 | 誤解させてから共感地点で一気に回収 | サンドウィッチマン | ▶ 詳細 |
| 関係性暴露型 | 自己認識のズレ→関係性の言語化→共感回収 | オードリー | ▶ 詳細 |
① 理論型:共通知識×ズレ×修正の高速反復(ナイツ)
理論型は、「分かっている前提」をわざとズラし、即座に修正して笑いを回収します。
テンポは速く、ズレの発生と訂正が連打されるのが特徴です。
- 起点:共通知識(誰でも知ってる情報)
- ズレ:言い間違い/解釈違い/前提のねじれ
- 回収:即修正で納得→笑い
② 反復推理型:反復×推理で積み上げる(ミルクボーイ)
反復推理型は、同じ型(フレーム)を保ったまま、情報だけを更新し続けることで笑いを積み上げます。
反復は単なる繰り返しではなく、検証と推理の反復です。
- 起点:型の固定(候補提示→否定→追加情報)
- 伸び方:情報更新で期待が毎回ズレる
- 回収:推理の蓄積が最後に決壊する
③ 観察論理型:観察×論理の安定感(博多華丸・大吉)
観察論理型は、日常の「あるある」を拾い、論理で整えて自然に運ぶ漫才です。
ズレの作り方は派手ではない代わりに、会話の安定感が強みになります。
- 起点:生活観察(違和感・あるある)
- 運び:論理で整理して「そうなるよね」へ
- 回収:過剰に壊さず、納得で笑わせる
④ 誤解共感型:誤解誘導 × 共感回収(サンドウィッチマン)
誤解共感型は、まず勘違いさせる(誤解の設計)を作り、その後共感できる地点で一気に回収します。
笑いの爆発が起きやすいのがこの型です。
- 起点:視点ズレ(客に誤解を持たせる)
- 加速:ズレが拡大し「え?」が溜まる
- 回収:共感地点(分かる)で爆発する
⑤ 関係性暴露型:自己認識ズレ × 関係性暴露 × 共感回収(オードリー)
関係性暴露型は、ボケや設定よりも先に、2人の関係性そのものがネタの核になります。
自己認識のズレを言語化し、関係性を“暴露”していくことで、共感ポイントに着地します。
- 起点:自己認識のズレ(本人の思い込み)
- 加速:関係性の言語化(暴露)で状況が見えてくる
- 回収:「分かる」「あるある」で共感が起きる
どれから読むべきか(目的別ガイド)
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よくある質問(FAQ)
Q. この5分類は固定ですか?
A. 固定ではありません。ここは「入口として最も理解しやすい5分類」です。今後、芸人が増えるほど補助カテゴリを追加してOKです。
Q. 1組が複数の型に当てはまることはありますか?
A. あります。漫才は基本的に「構造の組み合わせ」です。本記事では、最も強く出ている核(回収方法)で代表分類しています。
Q. まず何を読めばいいですか?
A. 迷ったら「王記事 → 本記事(分類) → 気になった芸人記事」の順がおすすめです。全体像(思想・導線)は
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に集約しています。
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