吉本興業所属の注目コンビ「ぎょうぶ」の魅力を徹底解説!プロフィール、芸風、M-1などの受賞歴、ライブ・メディア出演情報まで網羅。今知っておきたい若手漫才師のすべて。
お笑いコンビ「ぎょうぶ」とは?今注目の若手漫才師
結成のきっかけと所属事務所
2018年7月31日、NSC大阪校39期の同期だった為国さんと澤畑健二さんがコンビを結成しました。
吉本興業に所属し、異なる経歴がネタに活かされています。
コンビ名の由来とその意味
「ぎょうぶ」というコンビ名は、ボケ担当・為国さんが高校時代に所属していた部活動の1年後輩の名字「行部(ぎょうぶ)」から取られたものです。
この後輩は、部活仲間の間でもちょっとした「愛されキャラ」だったようです。
- サッカーで「ダイレクトパス」と指示されても、ツータッチしてからパスしてしまう。
- おじいちゃんが亡くなったという理由で部活を休む…を8回くらい繰り返す。
そんな「ズレた行動」が、ぎょうぶのネタにも通じるユーモアとして印象に残っていたため、「そろそろコンビ名を決めなきゃ」となったタイミングで「ぎょうぶでええやん」と自然に決まったそうです。
「ぎょうぶ」のメンバー紹介|個性派2人のプロフィール
為国(ためくに)さん|ズレた常識で笑いを生むボケ担当
- 生年月日:1997年3月8日(28歳)
- 出身地:兵庫県川西市
- 立ち位置:向かって左
- 学歴:芦屋学園高等学校卒業 → 芦屋大学中退
- 身長・体重:174cm・55kg
- 血液型:B型
- 趣味・特技:
- 趣味:パチンコ(コードギアスを好む)
- 特技:リフティング
- エピソード:
- 幼馴染とNSCにコンビで入学したが、現在は別コンビ。
- 大学中退後、奨学金40万円を月4,000円で100回分割返済中。
- 漢検5級を27歳で取得。
- かつては坊主頭だったが、現在はドライヤーで整えたセンター分けがトレードマーク。
- 顎髭を蓄えていたが、先輩芸人の忠告で剃った。
- 少食で好きな食べ物はバナナ。
- 顔がGパンパンダの星野光樹さんに似ていると話題になり、星野さんが為国さんのモノマネでライブ出演したことも。
為国さんは、常識から少しズレた視点を持ち、それをネタに昇華する独特の感性が魅力です。
自身の人生経験や苦労も笑いに変える「生き様芸人」として、観観客の心を惹きつけています。
澤畑健二(さわはた けんじ)さん|知性と穏やかさを兼ね備えたツッコミ担当
- 生年月日:1992年9月21日(33歳)
- 出身地:京都府宇治市
- 立ち位置:向かって右
- 学歴:京都府立莵道高等学校 → 佛教大学卒業
- 身長・体重:177cm・82kg
- 血液型:A型
- 趣味・特技:
- 趣味:映画鑑賞、ボードゲーム、バスケットボール
- 特技:バスケットボール(大阪ブルズ所属、背番号41)
- エピソード:
- 教員免許を取得しており、教育の道も視野に入れていた。
- 大学卒業後、1年間貯金して24歳でNSCに入学。
- NSC時代はトリオで活動していたが、漫才志向から解散。
- 冷凍倉庫でビール運びのアルバイト経験あり。
- 大食いで、満腹になった姿を見たことがないと仲間に言われる。
- 50m走のタイムは6.7秒。
澤畑さんは、教育志望だった背景からくる知性と、バスケで培った集中力を漫才に活かす「縁の下の力持ち」タイプです。
為国さんのズレたボケを冷静に受け止め、的確にツッコむことで「ぎょうぶ」の笑いの構造を支えています。
「ぎょうぶ」の芸風|ズレと違和感で笑いを生むスタイル
常識をズラすボケ × 冷静なツッコミ
- ボケ担当の為国さんは、一般常識から少し外れた発想や言動を披露し、観客に「えっ、そうくる?」という意外性を与えます。
- そのズレた視点に対して、澤畑健二さんが冷静かつ的確に突っ込むことで、笑いの構造が完成。
- このスタイルは、観客が「それって普通じゃない?」と思う瞬間に違和感を覚え、そこから笑いが生まれる仕組みです。
ダブルボケで予測不能な展開
- ネタによっては、澤畑さんもボケに回る「ダブルボケ」形式を採用。
- 二人が次々とボケを繰り出すことで、テンポの良い笑いの応酬が展開されます。
- 役割の境界が曖昧になることで、観客は「どっちがボケ?どっちがツッコミ?」と混乱しながらも、予測不能な展開に引き込まれます。
違和感の構造を活かしたネタ作り
- 「ぎょうぶ」のネタは、日常の中に潜む「ちょっとしたズレ」を鋭く切り取るセンスが光ります。
- 例えば、「妹の受験」「実家の壁に落書き」「会計のポイント支払い」など、身近なテーマに違和感を加えることで、観客の共感と笑いを同時に引き出します。
- 即興ネタでもその構造は健在で、観客からのお題を受けて展開する漫才でも完成度の高い笑いを生み出しています。
柔軟な構成力と信頼関係
- ネタ作りは基本的に共同作業で、為国さんのアイデアを澤畑さんが清書するスタイルが多い。
- 二人の信頼関係があるからこそ、役割を超えた掛け合いや即興性が成立しています。
- 漫才の中で「ズレ」を笑いに変えるには、タイミングと間の取り方が重要で、「ぎょうぶ」はその点でも高い評価を得ています。
✨同じく「日常のズレ」を巧みに笑いに変える芸人としては、【真空ジェシカ】も注目されています。
🌟真空ジェシカの記事を紹介します。

「ぎょうぶ」の賞レース実績|M-1から新人賞まで
お笑いコンビ「ぎょうぶ」は、結成以来さまざまな賞レースに挑戦し、着実に実績を積み重ねてきました。
2020年には準々決勝に進出し、2023年には準決勝まで駒を進め、敗者復活戦にも登場しました。2024年も3回戦に進出しており、安定した実力を見せています。
さらに、若手芸人の登竜門として知られる「ABCお笑いグランプリ」では、2023年に最終予選へ進出しました。
翌2024年には準決勝まで進み、ネタの完成度と個性が高く評価されました。
また、「ytv漫才新人賞」では2024年の決定戦で6位にランクイン。
キャッチコピー「不一致への誘い」が象徴するように、「常識とのズレ」を笑いに変える彼らの芸風が、審査員や観客に強く印象づけられました。
そして、2024年に開催された「吉本笑撃LIVE!第1回生駒杯トーナメント」では見事優勝を獲得。
勢いと実力を兼ね備えた若手コンビとして、その存在感を確かなものにしました。
これらの実績は、「ぎょうぶ」が単なる若手芸人ではなく、次世代の漫才界を担う存在として着実に歩みを進めていることを示しています。
「ぎょうぶ」のメディア出演とライブ活動
ABCラジオ冠番組『ぎょうぶのラジオ参観』
2023年には、ABCラジオで冠番組『ぎょうぶのラジオ参観』がスタートしました。
ネタ作りの裏側や、ぎょうむならではの自由な発想が炸裂する企画が満載で、リスナーにとっては「素顔のぎょうぶ」に触れられる貴重な場となっています。
Podcastでも配信されており、音声メディアを通じて新たなファン層を獲得しています。
初単独ライブ『8行目』で笑いと感動を両立
2024年9月には、よしもと漫才劇場で初の単独ライブ『8行目』を開催。
芸歴8年目の節目を記念したこの公演では、8本の漫才ネタを披露し、各ネタの合間には1年目からの歩みを振り返る映像が流れる構成に。
笑いと感動が交錯するステージは、彼らの成長と今後の進化を予感させる内容となりました。
ライブ『研ぎ汁』で即興漫才も披露
2025年5月には、ライブ『研ぎ汁』を開催。
7本の漫才に加え、観客からのお題を受けてその場で展開された即興漫才「アフロ」も披露されました。
「贅沢」「妹の受験」「守護霊」など、日常のズレや違和感を巧みに笑いに変えるネタが並び、ぎょうぶらしさが際立つ構成となりました。
即興とは思えない完成度に、観客からは驚きと笑いの声が上がりました。
表現力と柔軟性が光るコンビ
これらの活動からも、「ぎょうぶ」が舞台だけでなく、音声メディアやライブ演出においても高い表現力と柔軟性を持つコンビであることがうかがえます。
彼らの創造力は、今後さらに多様な形で発揮されていくことでしょう。
✨同世代で賞レースを賑わせているコンビとしては、【マユリカ】の存在も見逃せません。M-1やABCグランプリでの活躍に加え、ライブでの演出力にも定評があります。
🌟マユリカの記事を紹介します。

📌まとめ|「ぎょうぶ」は今後の漫才界を担う注目コンビ
「ぎょうぶ」は、ズレた常識を武器にするボケ・為国さんと、知性と穏やかさで支えるツッコミ・澤畑健二さんの絶妙なコンビネーションが光るお笑いコンビです。
為国さんの独特な感性と人生経験が生む“違和感の笑い”は、観客の心に深く残り、澤畑さんの冷静なツッコミがその世界観を見事に支えています。
時に役割を超えてボケ合う柔軟なスタイルも、彼らの信頼関係と構成力の高さを物語っています。
賞レースでの躍進、ラジオやライブでの表現力、そして即興でも笑いを生み出す創造力——どれを取っても、今後の活躍が楽しみなコンビです。
これからさらに進化していく「ぎょうぶ」。その一歩一歩を見届けながら、応援していきましょう。
次のステージで、また新しい笑いを届けてくれるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。








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